炒飯に合うお米の品種は?パラパラに作る秘訣!

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パラパラであること、それは美味しい炒飯の絶対条件。炒飯をパラパラにする方法はいくつかありますが、お米の選び方から工夫するのもおすすめです。この記事では、炒飯に合うお米の特徴選び方と、おすすめの品種を紹介します。

炒飯に合うお米の特徴は?

炒飯をパラパラにするためには、粘りの少ないお米を選ぶのがコツ。お米の粘りは、お米に含まれるデンプンの性質で決まります。

お米に含まれるデンプンには、「アミロース」「アミロペクチン」という2種類があります。このうち、粘りが強いのは「アミロペクチン」です。

「アミロペクチン」の少ないお米は「高アミロース米」といい、粘りが少なくパラパラしているのが特徴。(「アミロペクチン」が少ない代わりに「アミロース」が多く含まれるので、高アミロース米と呼ばれます)

つまり、高アミロース米を使えば、簡単にパラパラ炒飯を作ることができるのです!

炒飯に合うお米の品種おすすめ3選!

炒飯をパラパラに作るコツは、「高アミロース米」を使うこと。とはいえ、一般的なスーパーではなかなか高アミロース米を見かけることはありませんよね。ここでは、ネットで買える高アミロース米を3品種ほど紹介します。

1.ホシユタカ

ホシユタカは、インド米と日本米をかけ合わせて作られた品種です。

粘りの少ないパラパラした食感をもちながらも、硬すぎず、そのままでも食べやすいのが特徴です。ホシユタカは、米粒の見た目の良さも評価されています。

美味しさ、食べやすさとともに、見た目も美しさにもこだわる方におすすめ

2.夢十色


お試しお米2合セット「夢十色」高アミロース米

夢十色は、岡山県を中心に栽培されているお米の品種です。

夢十色はホシユタカより若干硬めの食感で、そのまま食べるのにはあまり向いていませんが、炒飯やリゾットに適しているといわれています。

パラパラで食べ応えのある炒飯を作りたい方におすすめの品種です。

3.円山リゾット米「チャーハンブレンド」


円山リゾット米(チャーハンブレンド)300g(2合)×4袋セット

こちらは、炒飯やリゾットに合うように開発された「越のリゾット」という新しい品種です。「チャーハンブレンド」のほか、「リゾットブレンド」と「炊き込みブレンド」もあります。

「チャーハンブレンド」は、お米と調味料を炊飯器に入れて炊くだけで、パラパラ炒飯が簡単に作れる優れもの。フライパンを使う必要がなく、忙しいときでも時短調理がかないます。油の使用量も少なくて済むため、低カロリーに仕上がるのも嬉しいポイントです。

高アミロース米は血糖値を上げにくい

じつは、「アミロース」は「アミロペクチン」に比べて消化に時間がかかり、血糖値を上げにくいという特徴もあります。

そのため、高アミロース米は糖尿病の予防やダイエットに役立つと注目されているのです。

炒飯を単品で食べる場合は、サラダやスープと一緒に食べる場合と比べて血糖値が上がりやすいので、高アミロース米を使うと血糖値対策もできて一石二鳥ですね。

お米選び以外は?炒飯をパラパラにする方法

お米の選び方のほかにも、炒飯をパラパラにする方法はあります。これらの方法を併せて行うと、より美味しい炒飯になりますよ。

1.「卵→ご飯→具材」の順に炒める

炒飯を作るとき、重要なのは材料を入れる順番。油を熱したフライパンに溶き卵を広げ、その上にご飯をまんべんなく載せて、卵とご飯を絡み合わせます。卵で米粒をコーティングするようなイメージですね。

具材は最後に入れて、水分が出ないようにサッと炒めましょう。火が通りやすい具材を選んだり、小さくカットしたりするのもおすすめ。

2.卵はよく溶いておく

卵は、よく溶いておくとご飯に絡みやすくなります。箸で卵液を持ち上げ、とろみを切るようなイメージでよく混ぜましょう。

3.味付けは最後

醤油や塩を先に加えると、浸透圧の作用でご飯や具材から水分が流出してベチャベチャになってしまいます。

調味料は仕上げの段階で加え、全体に混ざったらすぐに火から下ろしましょう。

4.ご飯は温めてから入れる

「パラパラ炒飯を作るには冷やご飯のほうが良い」といわれることもありますが、冷えたご飯を使うと米粒同士がくっついて、ほぐれにくくなります。

ご飯は温めてから使ったほうが、フライパンの熱も冷めにくく、卵が全体的に絡みやすいのでおすすめです。

5.具材は少なめに

具材を多く入れると、時間とともに水分が流出してベチャッとする原因に。炒飯のメインはあくまでもお米にして、具材は少量に抑えましょう。

特に、水分量の多いレタスやキャベツのような野菜は入れすぎ注意です。

炒飯に合うお米を使ってパラパラに仕上げよう!

パラパラの美味しい炒飯を作るなら、粘りの少ない「高アミロース米」を使うのがおすすめ。特に、インド米と日本米の良さを併せ持つ「ホシユタカ」は、日本人好みの味わいです。

炒飯に適したお米を選ぶとともに、パラパラにする方法を取り入れると、家庭でも美味しい炒飯が作れます。是非、試してみてくださいね。

Written by Yukari

調理科学の観点からちょっとしたコツを取り入れると、いつもの料理が驚くほど美味しくなります。炒飯は、具材を入れるタイミングや火加減、調味料の量などでも味・食感が変わりますよね。高アミロース米を使うと、高い調理技術がなくても簡単にパラパラ炒飯を作れるので、料理初心者の方にもおすすめです。

参考文献
*鈴木啓太郎「高アミロース米調理品の品質特性の評価」

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