ご飯は硬めが好き!硬いお米おすすめ8品種

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ひと粒ひと粒の食感がしっかり感じられる硬めのお米が好き!そんな方におすすめの、硬いお米を8品種ご紹介します。それぞれのお米を実食し、硬さや味わいのチャートも作成しました。お米選びの参考にしてみてくださいね。

しっかり食感!硬めのお米おすすめ8品種

それでは早速、硬い食感が楽しめるお米の品種を紹介します。それぞれ味わいの特徴が異なるので、硬さ・甘さ・粘り・粒の大きさを5段階で評価してチャートに示しています。硬さだけでなく、味わいも好みのお米を見つけてくださいね。

1.天のつぶ

天のつぶをお茶碗によそった写真
お米の硬さを5段階評価でチャートに表したもの。天のつぶの硬さは5

「天のつぶ」は、福島県が誇るオリジナル米。天に向かってまっすぐ伸びる生命力の強い品種で、震災復興のシンボルにもなっています。

天のつぶの特徴は、しっかりした歯ごたえのある大きな米粒。炊き上がりの香りが良く、見た目にツヤがあります。

粘りが少なくあっさりした味わいなので、どんなおかずとも相性ばっちり。カレーライスや丼物にしても美味しく、ベチャッとしないので炒飯やピラフにもおすすめです。

2.雪若丸

雪若丸をお茶碗によそった写真。米粒は大きめ
お米の硬さを5段階評価でチャートに表したもの。雪若丸の硬さは5

雪若丸は、山形県で生まれた比較的新しいお米の品種。山形県の人気品種「つや姫」に続くブランド米として注目されています。

雪若丸は、食べ応えのある硬めで大きな米粒が特徴。CMの影響もあり、特に若い世代から人気のある品種です。

お米の食味ランキングでも、雪若丸は最高評価である「特A」を獲得しています。適度な甘み、旨みも感じられる美味しいお米です。

3.とちぎの星

とちぎの星をお茶碗によそったもの。米粒は中くらい
お米の硬さを5段階評価でチャートに表したもの。とちぎの星の硬さは4でやや硬め

とちぎの星は、栃木県産のお米である「なすひかり」とコシヒカリ系統のお米を掛け合わせた品種です。

ぷっくりと膨らんだ大きめの粒が特徴で、ほどよい弾力や硬さが感じられます。

コシヒカリから受け継いだ甘味はありますが、比較的あっさりした味わいなので、カレーや丼物、味の濃いおかずなどと相性の良いお米です。価格が安く、手軽に買えるのも嬉しいポイント。

4.つきあかり

つきあかりをお茶碗によそった写真。大きめの米粒にツヤがある
お米の硬さを5段階評価でチャートに表したもの。つきあかりの硬さは4でやや硬め

つきあかりは、2016年に誕生した新しいお米の品種。つややかで大きな粒が月の光のように輝いて見えることから、この名前が付けられました。

コシヒカリと同等以上の美味しさを誇り、やや硬めの食感が特徴。適度なもっちり感もあります。

甘みは控えめで、あっさりした味わい。冷めても美味しいので、お弁当やおにぎりにもピッタリです。

5.朝日

朝日をお茶碗によそったもの。米粒が大きくツヤがある
お米の硬さを5段階評価でチャートに表したもの。朝日の硬さは4でやや硬め

朝日は、明治時代に岡山県で生まれた伝統的な品種。コシヒカリやあきたこまちなどのお米も、朝日がルーツになっています。朝日は栽培に手間がかかるため作っている方が少なく、「幻のお米」とも呼ばれています。

朝日は大粒でしっかりとした硬めの食感。また、強い旨みと甘みも朝日の特徴で、噛むほどに豊かな甘味が口の中に広がります。

ツヤのある美しい見た目と、冷めても味が落ちないことから、多くの寿司職人が愛用するお米でもあります。炊き上がりは芳醇な香りも感じられますよ。

6.きらら397

きらら397をお茶碗によそったもの。白くツヤツヤの米粒
お米の硬さを5段階評価でチャートに表したもの。きらら397の硬さは5

きらら397は、1988年に北海道で生まれたお米の品種。今でこそ北海道には「ゆめぴりか」や「ななつぼし」などの美味しいお米がありますが、昔は「北海道米はまずい」と言われており、その常識を覆したのがきらら397だと言われています。

きらら397は、硬めのお米が好きな方には是非試して欲しい品種。しっかりした噛み応えと、ほどよい甘さが感じられます。

表面がパサパサしやすいので、炊き上がったら早めにラップに包んで冷凍保存するのがおすすめ。

7.みずかがみ

みずかがみをお茶碗によそった写真。艶やかな米粒が美しい
お米の硬さを5段階評価でチャートに表したもの。みずかがみの硬さは4でやや硬め

みずかがみは、滋賀県生まれの比較的新しい品種。琵琶湖の水面がきらめくような、みずみずしさと清らかな見た目が特徴のお米です。

みずかがみは、やや小さめの米粒で、甘さや粘りの調和がとれたバランスの良い食味が特徴。食感はしっかりしていますが、もっちりした弾力もあります。冷めても美味しいお米を探している方におすすめです。

みずかがみの栽培には農薬や化学肥料の使用に基準が設けられているため、環境や健康にやさしいのも嬉しいポイント。

8.ホシユタカ

ホシユタカをお茶碗によそった写真。米粒は細長く、ツヤはあまりない
お米の硬さを5段階評価でチャートに表したもの。ホシユタカの硬さは5

ホシユタカは、ここまで紹介した7品種とは異なり、インディカ米(タイ米)と日本米を掛け合わせた品種です。

インディカ米は、日本米とでんぷん組成が異なるので、あっさりした味わいとパラパラした食感をもちます。炒飯やピラフ、リゾットなどに使う場合におすすめです。

ホシユタカは「長粒米」や「高アミロース米」とも呼ばれ、食後の血糖値がゆるやかに上昇するのも特徴。ダイエットや健康管理のためにもおすすめの品種です。

硬いお米おすすめNo.1は

rice and umebosi

今回紹介した硬いお米の中でも、おすすめNo.1は「天のつぶ」です。

天のつぶは、大粒でしっかりした食べ応えがあります。ツヤもあり、見た目の美しさも定評。甘さは控えめで、あっさりした味わいです。どんなおかずにも合い、お弁当やおにぎりにしても美味しいですよ。

お米選びに迷った方は参考にしてみてくださいね。

お米はやっぱり硬めが好き!

onogiri and ume

今回は、しっかりした食感が楽しめる硬いお米の品種を紹介させていただきました。どれも食味・香り・見た目などが評価されている、おすすめの品種ばかりです。もともと硬めのお米を使うと、通常の水分量で炊いても、しっかりした食感の美味しいご飯に炊き上がります。気になったものがあれば、ぜひ試してみてくださいね。

Written by Yukari

私もお米はあっさり&硬いものが好きです。水分量を少なくして硬めに炊くとご飯がパサパサになってしまうので、もともと硬い品種を色々と試しています。ちなみに、品種によってお米の硬さが違うのは、お米に含まれるデンプンの種類やタンパク質の量が違うため。原理を知っているとなかなか面白いです。

参考文献
・菅原龍幸監修『新版 食品学Ⅱ』, 建白社, 2018
・日本食糧新聞社『コメの注目ブランドガイドブック』, 2018

・日本穀物検定協会HP

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