ご飯を硬めに炊くコツは水分量だけじゃない?美味しく炊く3つの方法

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しっかりした歯ごたえのある硬めのご飯が好き。でも、水分量を減らして炊くとパサつきが気になる…。そんなときは、水の量を減らさなくても硬めに炊ける方法を試してみましょう。この記事では、炊飯器でご飯を硬めに炊く方法をご紹介します。

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水分量だけじゃない!炊飯器でご飯を硬めに炊く3つの方法

ご飯を硬めに炊くには、水分量を減らすのが最も簡単な方法ですよね。しかし、水分量を減らしすぎてパサパサになってしまうことも。じつは、水分量を減らす以外にも硬めに炊く方法はいくつかあるので、おすすめの方法を3つ紹介します。

1.硬めの食感の品種を使う

お米には、食感が軟らかめの品種と硬めの品種があります。これは、お米に含まれるデンプンやたんぱく質の割合が違うため。

硬めの品種のお米を使うと、水分量を減らさなくてもしっかりした食感に炊き上がります。なかには、時間がたってもパサつきにくい品種もあるので、お弁当にもぴったりです。

主な品種として、「雪若丸」「天のつぶ」「朝日」などがあります。「あきたこまち」も比較的硬めの食感が特徴です。

反対に、「ひとめぼれ」「ゆめぴりか」などは軟らかい食感が特徴です。これらの品種を使っている場合は、お米の品種を見直してみると、好みの食感のお米に炊き上がるでしょう。

硬め食感のお米の品種は、以下の記事で詳しく紹介しているので、気になる方はあわせてチェックしてみてくださいね。

2.早炊きモードにする

炊飯器の通常炊きモードでは、お米に水分を含ませる浸水時間や蒸らし時間が含まれています。通常モードでは40~60分ほどかけてじっくり炊くことで、ふっくらと柔らかいご飯に仕上がります。

一方、早炊きモードでは浸水・蒸らしの時間が短縮されています。そのため、早炊きしたご飯は、通常炊きに比べて吸水量が少なく、硬めの食感に。

早炊きモードの場合、水分量は通常の目盛りに合わせても硬めに炊き上がります。水分調節を失敗しにくいので、おすすめの方法のひとつです。

3.塩や油を入れる

お米を炊く際に塩や油を加えると、お米への吸水が阻害されて硬めの食感に仕上がります。特に油を加えた場合はパサつきにくいので、お弁当やおにぎりにご飯を使う際におすすめです。

最近は、美容や健康のためにオリーブオイルをお米に加えて炊く方も増えています。油を加えることで、ご飯にコクが加わって美味しくなる効果も得られることもメリットですね。

そのほか、清酒を加えて炊くと、水分はしっかり吸収されるものの、硬めの食感のご飯になるといわれています。

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ミネラルウォーターでお米を炊くと硬くなる?

「ミネラルウォーターでお米を炊くと硬くなる」といわれることがあります。たしかに、ミネラルウォーターに含まれるカルシウムイオンにはお米の吸水を阻害する作用があります。

しかし、実際はミネラルウォーターの硬度はご飯の硬さに影響を与えないという研究結果もあります(*1)。硬水の代表格ともいえる「コントレックス」で炊飯した場合は、むしろ少し軟らかく炊きあがったようです。

硬さには影響を与えないものの、ミネラルウォーター(特に硬水)でお米を炊くと、ご飯の色や香りは通常より悪くなります。ミネラルの影響でご飯が黄みがかった色になり、見た目もあまり良くありません。ご飯は見た目の色やツヤ、香りも美味しさに影響を与えるので、炊飯に使うなら軟水・水道水・浄水がおすすめです。

日本で作られているミネラルウォーターはほとんどが軟水なので、炊飯に使用しても大きな影響はないと考えられます。

ご飯を硬めに炊くコツはさまざま

今回は、ご飯を硬めに炊きたい場合におすすめの炊飯方法を紹介させていただきました。水分量を減らさずにできるので、失敗しにくいのが嬉しいポイントです。

特に、硬めの食感の品種を選ぶ方法がおすすめです。お米にはさまざまな種類があるので、好みの品種を選んでみてくださいね。

Yukari Nagata

フードスペシャリスト / WEBライター
食や健康に関する記事を数多く執筆。栄養学・食品学・調理学などの知識をいかし、美味しく健康管理できるレシピや献立も開発中。

Instagramではお弁当や料理の画像を投稿しています♪

参考文献
*1 水野千恵, 髙村仁知「ミネラルウォーターの硬度が無洗米飯の性状と嗜好性に及ぼす影響
*2 伊藤純子ら「米飯の炊飯特性 に及 ぼす各種調味料の影響


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