かもしか道具店「ごはんの鍋」の美味しい炊き方!吹きこぼれないコツとは?

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かもしか道具店の「ごはんの鍋」は、美味しいごはんが炊けることで人気のアイテムです。その一方で、「吹きこぼれる」「ごはんがうまく炊けない」と悩んでいる方も。そこで今回は、ごはんの鍋を使った美味しい炊き方をご紹介します!ごはんの鍋を買ったけど上手に使いこなせないと悩んでいる方や、ごはんの鍋を買おうか迷っている方の参考になれば幸いです。

もう失敗しない!ごはんの鍋の上手な炊き方

美味しいごはんを炊くためのポイントを、洗米・浸水・加熱・蒸らしの工程ごとにまとめました。特に火加減は慣れるまで難しいので、画像を参考にしてみて下さいね。

1.洗米

洗米は、手でお米を握るように優しく行います。ザルで洗うとお米の表面に傷が付き、割れやすくなってしまうのでボウルを使うのがポイント。

最初の1~2回は水をすぐに捨て、3~4回目は丁寧に洗います。洗いすぎるとお米の栄養素や旨味が抜けてしまうので、4回ほど水を替えればOKです。

洗い終わったお米はザルにあけてしばらく置き、水気をしっかり切りましょう。

2.浸水

美味しいごはんを炊くために、意外と重要な作業が浸水です。浸水時間を設けることで、お米の内部に水が浸み込み、加熱したときにふっくらと膨らみやすくなります。「ごはんに芯が残ってしまう」と悩んでいる方は、浸水時間を充分に取りましょう。(画像ではボウルで浸水していますが、ごはんの鍋に移してからでも大丈夫です)

浸水時間は30分が目安ですが、気温が低いと浸水しにくいので冬は1時間ほど置きます。

1~2時間ほど浸水するとお米は水分が飽和状態になって、それ以上は水を吸収しないと言われています。浸水時間が長すぎると雑菌が繁殖したり、お米の味や食感が悪くなったりするので注意して下さいね。

※水加減については、下で詳しく紹介します

3.加熱(中火)

浸水が終わったら、ごはんの鍋を加熱していきましょう!

最初は、弱めの中火で12〜13分ほどかけて沸騰させます。ただ沸騰させれば良いわけではなく、ある程度の時間をかけることで、お米が吸水・膨潤し、美味しく炊き上がります。

ごはんの鍋を使うとき、一番悩むのが沸騰までの火加減ではないでしょうか。火加減は上の画像を目安にしてみて下さいね。10分経った時点でお鍋からブクブクと音がしない場合は、少し火を強めましょう。

三ツ口コンロの場合、火力の弱い奥のバーナーを使うのがおすすめです。また、タイマーを12分にセットしておくと、ほかの家事をしていても加熱しすぎて吹きこぼれる心配がないですよ。

4.加熱(弱火)

蓋の隙間から泡が立つか、蓋からカタカタと音がしてきたら、最弱火に切り替えて5分ほど加熱します。この際も、タイマーをセットしておくのがおすすめです。

お焦げを作りたい場合は、1~2分長めに加熱しましょう。

5分たったら消火しますが、火を消す前に5~10秒ほど強火にするのがポイントです。鍋に残った水分を飛ばすことで、より美味しく炊き上がりますよ。

5.蒸らす

火を止めたら、そのまま15分ほど蒸らします。この蒸らし期を設けることで、お米の表面についた水分が完全に内部へ吸収され、ふっくらと美味しいごはんに炊き上がります。

ちゃんと炊けているか早く確認したい気持ちもありますが、ここはじっくり待ちましょう。

6.蒸気を逃がす

蒸らし終わったら、蓋を開けてしゃもじで上下を返すようにごはんをほぐします。鍋にこもった蒸気を逃がすことで、食感の良いごはんに仕上がります。

ごはんを美味しく炊くための水加減

美味しいごはんを炊くためには、水加減も大切です。白米、無洗米、玄米ごとに水加減が異なるので、下の水分量を目安にして下さいね。

白米は「お米1合:水1カップ」

鍋でご飯を炊くには、お米と水の容量が1:1.2 の割合だと美味しく炊けるといわれています。この分量は、鍋から蒸発していく水分の量を考慮しているので、蒸気穴がないごはんの鍋の場合はお米1合(180ml)に対して水1カップ(200ml)程度がちょうど良い分量になります。

硬めに炊きたい場合は180ml、柔らかく炊きたい場合は220mlを目安に水の量を加減してみて下さいね。

無洗米は水を多めに!

お米は、水で洗う際に約10%の水を吸収します。無洗米は水で洗う作業がないため、10%ほど水の量を多くしましょう。

無洗米1合に対して220ml、2合に対して440mlが水分量の目安です。

玄米は白米の1.5倍の水で炊く

玄米を炊く場合は、白米を炊くときの1.4~1.5倍の水分量が目安です。玄米1合なら300ml、2合なら600ml程度ですね。ただ、玄米の種類によっては白米と同じ水分量で炊けるものもあるので、パッケージを確認してみて下さい。

また、玄米は精白米より浸水時間を長くとることもポイント。夏は8時間、冬は12時間ほどかけてじっくり浸水させると美味しく炊き上がります。

玄米を炊く際は水分量が多くなり吹きこぼれやすいので、ごはんの鍋のキャパシティより少なめの量で炊くのがおすすめです。3合炊きなら2合まで、2合炊きなら1合までにすると、吹きこぼれる心配がないでしょう。

「ごはんの鍋」で美味しいごはんを炊こう!

今回は、かもしか道具店「ごはんの鍋」を使って美味しいごはんを炊く方法を紹介させていただきました。上手に炊き上がったごはんは、見た目もふっくらとツヤツヤに仕上がります。火加減や加熱時間の調節は難しいですが、コツをつかめば大丈夫。美味しいごはんで食事の時間をもっと楽しみましょう!

参考文献
・大越ひろ, 品川弘子, 飯田文子編著『新 健康と調理のサイエンス』, 学文社, 2020
・三輪里子監修『改訂新版 あすの健康と調理 食を通して豊かなLife styleを』, アイ・ケイ コーポレーション, 2020

Writer Profile
yukari

かもしか道具店のシンプルなデザインが大好きで、ごはんの鍋を購入しました。購入してから1年間、ほぼ毎日使っています。「吹きこぼれやすい」という声をよく聞いたのでドキドキしていましたが、思っていたより吹きこぼれにくく、とても気に入っています。ごはんの鍋を使いこなせないと悩んでいる方の参考になればと思い、今回の記事を書きました。少しでもお役に立てれば幸いです!

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