冷めても美味しいお弁当を作る5つのコツ!

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お弁当を食べているとき、「このおかず、作りたては美味しかったのに何だかいまいち…」と感じることはありませんか?おかずやご飯は、温度や時間によって味がどんどん変化してしまいます。そこで今回は、冷めても美味しいお弁当を作る方法をご紹介!食材の選び方や調理の仕方でお弁当を美味しく仕上げることができるので、参考にしてみて下さいね。

冷めても美味しいお弁当を作る5つの方法

美味しいお弁当を作るためには、
・食材の選び方
・食材同士の組み合わせや調理法
・水分の調節

などがポイントです。

具体的な5つのコツを紹介するので、お弁当作りに活用してみて下さいね。

1.豚肉や鶏肉を使う

肉の脂肪は、加熱すると液体になって溶け、料理が冷めると白い固体に戻りますよね。お弁当は作ってから食べるまで時間が空くため、どうしても脂肪が固まってしまいます。

そこでポイントになるのが、肉の脂肪の融点。脂肪が溶ける温度は、動物の種類によって違います。下の表を参考にしてみて下さいね。

牛肉豚肉鶏肉
40~50℃33~46℃30~32℃
出典:渋川祥子・杉田浩一編,調理学,1974

牛肉に比べて豚肉や鶏肉は脂肪の融点が人の体温に近いため、食べた時に口の中で脂が溶け出し、美味しく感じられるのです。ハムのような冷やして食べる食品に豚肉がよく使われるのも、これが理由ですね。

2.魚にはレモンやお酢を

魚の脂肪は酸化しやすく、時間がたつと匂いが出てしまいます。それを防ぐためには、抗酸化作用のあるレモンや、匂いを抑える効果のあるお酢などを味付けに使いましょう。特に、お酢や油で和えるマリネは冷めても美味しく食べられるのでおすすめです。

お酢には殺菌効果や防腐効果もあるので、お弁当にぴったりですね。

\魚の匂いを抑える詳しい方法はこちらをどうぞ/

3.ご飯は低アミロース米を使う

お弁当のご飯は硬くてパサパサで美味しくない…。そう感じている方には、低アミロース米がおすすめです。

低アミロース米は、冷めても硬くなりにくく、美味しく食べられるお米です。有名な銘柄だと、「ゆめぴりか」や「ミルキークイーン」などがあります。

いつものお米を使う場合は、浸水時間を長めにしたり水分量を多めにしたりすると、硬くなりにくいふっくらしたご飯に仕上がりますよ。

\冷めても美味しいお米はこちらの記事でご紹介/

4.曲げわっぱ弁当箱を使う

ヒノキやスギの木から作られる曲げわっぱ弁当箱には、湿度を調節する作用があります。食材の余分な水分を吸収したり、反対に水分を放出したりすることで、おかずやご飯を美味しく保ってくれますよ。

また、曲げわっぱ弁当箱には微生物の繁殖を抑える効果もあるため、おかずが傷みにくくなるのもメリットです。

5.おかずは水分をしっかり飛ばす

フライパンで調理中の画像

水分量が多いおかずは味がぼやけるだけでなく、雑菌が繁殖しやすくなります。煮物や炒め物は、強火でしっかり水分を飛ばしましょう。おかずの中心まで味が染み込み、美味しいおかずに仕上がります。

また、酢の物やサラダも時間がたつと野菜の水分が出てきてしまうので、強めに水切りしておくと安心ですよ。

冷めても美味しいお弁当を作ろう!

今回は、冷めても美味しいお弁当を作る方法を紹介させていただきました。食材の選び方や組み合わせなど、ちょっとしたコツで美味しいお弁当に仕上がるので活用してみて下さいね。

参考文献
・大越ひろ, 品川弘子, 飯田文子編著『新 健康と調理のサイエンス』, 学文社, 2020
・山崎清子, 島田キミエら『新版 調理と理論』, 同文書院, 2003

Written by Yukari

食生活アドバイザー。夫のお弁当を作り始めて9年目です。当初は「とにかくおかずを詰めるだけ」でしたが、最近は余裕が出てきて美味しさにもこだわるようになってきました(今さら)。「今日のお弁当美味しかったよ」と言われるとシメシメと思います。笑

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