ビタミンCの多い果物ランキングTOP10!一番多い果物は何?

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健康や美容のために積極的にとりたいビタミンC。果物の中には、どれくらいの量が含まれているのでしょうか。今回は、果物のビタミンC含有量とともに、ビタミンCの多い果物ランキングTOP10をご紹介!果たして、ビタミンCを一番多く含む果物は何でしょうか?

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果物のビタミンC含有量一覧

まずは、果物に含まれるビタミンCの量を一覧表で紹介します。

果物ビタミンC
含有量
果物ビタミンC
含有量
あけび65mgざくろ10mg
アセロラ甘味種:800mg
酸味種:1700mg
すいか10mg
あんず3mgすもも4mg
いちご62mgドラゴン
フルーツ
7mg
いちじく2mgドリアン31mg
甘柿:70mg
渋抜き柿:55mg
3~6mg
いよかん35mgパイナップル35mg
温州みかん32~35mgハスカップ44mg
ネーブル
オレンジ
60mgパッション
フルーツ
16mg
バレンシア
オレンジ
40mgバナナ16mg
きんかん49mgパパイア
(完熟)
50mg
グレープ
フルーツ
36mgびわ5mg
せとか57mgぶどう2~3mg
日向夏26mgブルーベリー 9mg
ぽんかん40mgマンゴー20mg
ゆず果汁40mgメロン18~25mg
レモン全果:100mg
果汁:50mg
6~8mg
キウイ
フルーツ
緑:71mg
黄:140mg
ライチ36mg
グァバ220mgラズベリー22mg
さくらんぼ 10mgりんご6mg
出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)*すべて100gあたり

こうして比較してみると、果物の種類によってビタミンCの含有量がかなり違うことが分かりますね。そして、ぶどうやりんごのように、ビタミンCをあまり含まない果物が多いのも意外なところ。

ちなみに、「ビタミンC=酸っぱい」というイメージがありますが、果物の酸味は主にクエン酸などの有機酸によるもの。酸味が強いからといって、ビタミンCが多いわけではないのです。

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ビタミンCの多い果物ランキング TOP10!

ビタミンCの多い果物ランキングTOP10はこちら。最も多くビタミンCを含むのは…

1位:アセロラ【800~1700mg】
2位:グァバ
【220mg】
3位:キウイフルーツ(黄)
【140mg】
4位:レモン
【100mg】
5位:キウイフルーツ(緑)
【71mg】
6位:柿(甘柿)
【70mg】
7位:あけび
【65mg】
8位:いちご
【62mg】
9位:ネーブル・福原オレンジ
【60mg】
10位:せとか
【57mg】

*すべて100gあたりの含有量です

ビタミンCが一番多い果物は「アセロラ」

20種類以上の果物のビタミンC含有量を比較した結果、ビタミンCを最も多く含む果物は「アセロラ」でした。

アセロラは、西インド諸島などの熱帯地域が原産の果物で、日本では沖縄県や鹿児島県で栽培されています。

アセロラには酸味の強い「酸味種」と、酸味が穏やかな「甘味種」がありますが、ビタミンCが特に多いのは「酸味種」で、100gあたり1700mgも含まれています。とはいえ、「甘味種」にも100gあたり800mgと、ほかの果物より断然多くのビタミンCが含まれています。

ちなみに、ハワイ産のアセロラは「世界中で最もビタミンCの多い果物」といわれており、1粒で75mgものビタミンCを摂取することができます(*1)

アセロラは生のまま食べることもできますが、果皮が柔らかく傷みやすいので、ジュースに加工されるのが一般的。果汁10%のアセロラジュースの場合、100mlあたり100mg程度のビタミンCを含みます。

アセロラの果実はスーパーなどで入手しにくいため、ジュースで手軽にビタミンCを補給できるのは嬉しいですね。

グァバやキウイフルーツもビタミンCが豊富

グァバやキウイフルーツにも、豊富なビタミンCが含まれます。

現在の食事摂取基準では成人のビタミンC摂取の推奨量は1日100mgですが、グァバなら50g、黄肉種のキウイフルーツなら1個程度で1日分のビタミンCを摂ることができます。

特にキウイフルーツは年間を通して低価格で販売されているため、ビタミンCの補給源としておすすめです。

国産の果物にこだわるなら柿やいちごがおすすめ

スーパーなどで販売されるアセロラ・グァバ・キウイフルーツは外国産のものがほとんど。「できれば国産の果物を食べたい」という方には、柿やいちごがおすすめです。柿1個には約130mg、いちご10粒には約100mgのビタミンCが含まれます。

また、独特な食感が特徴の「あけび」や、みかんの大トロと呼ばれる「せとか」も国内での栽培がさかんです。どちらも、1個程度で1日分のビタミンC(100mg)を摂ることができますよ。

ビタミンCの効果

ビタミンCには強い抗酸化作用があり、体内で発生する活性酸素を除去し、体内の成分や細胞を酸化ダメージから守ってくれます。活性酸素はしみやしわ、細胞の老化などの引き金となるので、ビタミンCの抗酸化作用はエイジングケアや疾病予防に役立ちます。

また、ビタミンCはコラーゲンの産生にも欠かせない栄養素。ビタミンCをしっかり摂取することで、ハリや弾力のある肌へ導いてくれます。

ビタミンCには、鉄の吸収率を高める効果もあります。貧血予防のために鉄を摂っている方は、ビタミンCも一緒に摂るとより効果的ですよ。

ビタミンCの多い果物を食べよう

ビタミンCの多い果物ランキング第1位は、圧倒的なビタミンC含有量を誇るアセロラでした。アセロラは熱帯地域が原産の果物で、強い紫外線から果実を守るために、ビタミンCやポリフェノールなどの抗酸化作用のある成分を豊富に蓄えているといわれています。

アセロラほどではありませんが、グァバ・キウイフルーツ・柿・いちごなどにも豊富なビタミンCが含まれています。これらの果物を積極的に食べて、疾病予防やエイジングケアに役立てましょう。

Written by yukari

何の栄養にもならなかったとしても嗜好品として食べたいほど、果物が大好きです。特にりんごが好きなのですが、ビタミンCの含有量が少なくてランキングに入れられなかったのが残念。りんごのようにビタミンCが少ない果物でも、ポリフェノールを豊富に含むので抗酸化作用はしっかり持っています。ちなみに、ビタミンCは空気や光に不安定なので、果物を切ったらすぐに食べるのがおすすめです。

参考文献
*1 伊藤三郎「熱帯果実の特性と利用
*日本食品標準成分表2020年版(八訂)
*日本人の食事摂取基準(2020年版)

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