体脂肪を減らす効果のある飲み物【トクホ・機能性表示食品】おすすめ7選!

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「体脂肪を減らす」効果のある成分を含むトクホ・機能性表示食品が次々に登場し、ダイエットのサポートや生活習慣病の予防のために活用する方が増えています。今回は、体脂肪を減らすのに役立つトクホ・機能性表示食品の中から、おすすめの飲み物を7つ紹介します。体脂肪を減らす効果のある成分の種類・作用についても併せて紹介するので参考にしてみてくださいね。

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体脂肪を減らす効果のある成分とメカニズム

体脂肪を減らす効果のある成分は、さまざまな種類があります。主な成分と、その働きを下の表にまとめました。

成分作用・効果
ケルセチン配糖体脂肪分解酵素を活性化させ
体脂肪の分解を促進させる
ガレート型カテキン脂質の吸収を抑え
排出を増加させる
モノグルコシル
ヘスペリジン
肝臓での
脂肪酸合成を阻害する
ローズヒップ由来
ティリロサイド
肝臓・筋肉での
脂質代謝を促進する
葛の花由来
イソフラボン
(テクトリゲニン類として)
運動時のエネルギー消費を促す
体脂肪の分解を促進する
肝臓での脂肪酸合成を阻害する
乳酸菌CP1563株
由来10-HOA
脂質の代謝を改善する


体脂肪を減らす作用は、大きく分けて阻害系促進系があります。

例えば「ガレート型カテキン」は、体内への脂質の吸収を阻害することで体脂肪の蓄積を防ぎます。一方、「ローズヒップ由来ティリロサイド」は、脂質の代謝を促進することで、体脂肪を減らすサポートをします。

脂質の多い食事を摂るときには「阻害系」を選ぶと、脂質の体内への吸収を抑制し、体脂肪として蓄積されるのを抑えてくれます。

体を動かすことが多い方は、「促進系」を選ぶと効果的に体脂肪を燃焼することができますよ。

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体脂肪を減らす効果のある飲み物おすすめ7選

上記で紹介した「ガレート型カテキン」や「ローズヒップ由来ティリロサイド」などの体脂肪を減らす効果のある成分を含む、おすすめの飲み物を紹介します。体脂肪を減らす効果だけでなく、さまざまな健康効果がプラスされているので、適したものを選んでみてくださいね。

1.サントリー 伊右衛門 特茶

「特茶」には、「ケルセチン配糖体」が含まれています。ケルセチン配糖体には、脂肪分解酵素を活性化させ、体脂肪の分解を促進する働きがあります。

ケルセチンは、玉ネギやりんごなどに含まれるポリフェノール。ケルセチンは体内に吸収されにくいという特徴がありますが、糖と結合させることで吸収しやすくしたものが「ケルセチン配糖体」です。

特茶には、緑茶・ほうじ茶・ジャスミン茶・カフェインゼロの4種類があるのも嬉しいポイント。気分や好みに合わせて飲み分けることができますよ。

「ケルセチン配糖体」の研究データ(*1)
BMI25以上30未満の成人男女200名を対象とした試験において、ケルセチン配糖体110mgを含む緑茶飲料を1日500mL・12週間飲んだ結果、プラセボ群と比較して、摂取8週目から全脂肪・内臓脂肪・皮下脂肪の減少が認められました。

出典:amazon

2.お~いお茶 濃い茶

伊藤園の「お~いお茶 濃い茶」には、体脂肪を減らす成分としてガレート型カテキンが含まれています。

ガレート型カテキンは、脂質の吸収を抑えて排出を増加させる作用があります。

ガレート型カテキンを継続的に摂取すると、体脂肪が減少するだけでなく、血中コレステロール濃度も低下することが確認されています(*2)

カテキン類には抗酸化作用や抗ウイルス作用もあるため、生活習慣病の予防やエイジングケア、感染病対策などにも役立ちますよ。

「ガレート型カテキン」の研究データ(*2)
BMI22.5以上30未満の健康な成人男女が、ガレート型カテキンを①24.9mg、②430.3mg、③633mgのパターンに分けて12週間毎日摂取したところ、②と③において有意な体重・BMI・腹部全脂肪面積・内臓脂肪面積・総コレステロール・LDLコレステロールの低下が見られました。

3.カラダカルピス BIO

「カラダカルピスBIO」に含まれている成分は、「乳酸菌CP1563株由来の10-HOA」です。「乳酸菌CP1563株由来の10-HOA」は、脂質の代謝を改善することで、BMIが高めの方の体脂肪を減らす効果があると報告されています。

また、カラダカルピスBIOには、おなかの調子を整える作用を持つ「マルトビオン酸」も含まれています。便秘気味の方や、腸内環境を整えたい方にもおすすめです。

1本あたり22kcalと低カロリーですが、通常のカルピスと変わらない美味しさが楽しめます。

「乳酸菌CP1563株由来の10-HOA(ヒドロキシオクタデカン酸)」の研究データ(*3)
BMI23以上30未満の日本人成人男女が、当該成分を配合した飲料を18週間にわたって摂取したところ、総脂肪・内臓脂肪・体重・BMIが有意に減少しました。また、BMI25以上30未満の日本人成人男女が12週間摂取すると、内臓脂肪・体脂肪ともに減少しました。

出典:amazon

4.爽健美茶 健康素材の麦茶

「爽健美茶 健康素材の麦茶」には、「ローズヒップ由来ティリロサイド」が含まれています。ローズヒップ由来ティリロサイドには、筋肉や肝臓における脂質代謝を改善し、体脂肪を減らす効果があります。

‎スッキリとした味わいで飲みやすいので、毎日の水分補給にピッタリです。また、ノンカフェインなので、妊娠・授乳中や夜間でも飲むことができますよ。

ローズヒップ由来ティリロサイドの研究データ(*4)
BMI25以上30未満の健康な成人男女が、「ローズヒップ由来ティリロサイド」0.1mgを含む食品を12週間にわたって摂取したところ、腹部の総脂肪面積が平均18.5㎠減少しました。

出典:amazon

5.risou no coffee

画像:ファンファレ

「risou no coffee」には、葛の花に含まれるポリフェノールである「葛の花由来イソフラボン」が含まれています。葛の花由来イソフラボンは、褐色脂肪細胞における熱産生を促進することで、日常生活活動時・運動時のエネルギー消費を高める作用があります。※運動は3.5メッツ(普通歩行)程度

また、白色脂肪細胞での脂肪分解を促進し、肝臓での脂肪酸合成を阻害するため、あらゆる方面から体脂肪にアプローチできる成分です。

「risou no coffee」には「MCTオイル」「ブラックジンジャー」22種類の「乳酸菌」なども含まれるので、ダイエットを効果的にサポートしてくれますよ。

「葛の花由来イソフラボン」の研究データ
葛の花由来イソフラボンをBMI23以上30未満の健康な成人男女が12週間にわたって摂取したところ、プラセボ群と比較して体重・BMI・ウエスト周り・ヒップ周り・腹部内臓脂肪・腹部全脂肪のすべてが有意に減少しました(*5)また、その他の試験でも体重やBMI、腹部脂肪面積の減少効果が報告されています。

出典:ファンファレ
出典:ファンファレ

6.からだを想う オールフリー

「からだを想う オールフリー」は、「ローズヒップ由来ティリロサイド」が含まれています。ローズヒップ由来ティリロサイドは、筋肉や肝臓での脂質代謝を促進し、内臓脂肪を減らしてくれます。

ノンアルコールな上に機能性表示食品、さらにカロリーゼロという夢のような飲み物。ダイエットや健康のためにアルコールを控えている人にピッタリの商品です。

特に、ビールを飲み過ぎて内臓脂肪がたっぷり付いてしまった人におすすめです。

「ローズヒップ由来ティリロサイド」の研究データ(*6)
BMI25以上30未満の健康な成人男女32名を対象として、「ローズヒップ由来ティリロサイド」0.1mgを含む食品を12週間にわたって毎日摂取したところ、内臓脂肪面積が平均9.3㎠減少しました。

出典:amazon

7.VAAM(ヴァーム)スマートフィットウォーター

VAAM(ヴァーム)スマートフィットウォーターは、3種類のアミノ酸で構成される「アラニン・アルギニン・フェニルアラニン混合物」が含まれた特定保健用食品(トクホ)です。

10分程度のウォーキングなどの運動と併せて摂取することで脂肪の分解・消費を促進し、体脂肪を減らすサポートをしてくれます。

運動の習慣がある方、BMIが高めの方におすすめの飲み物です。

「アラニン・アルギニン・フェニルアラニン混合物」の研究データ(*7)
BMI25以上30未満の健康な成人男女200名を対象とした試験において、「アラニン・アルギニン・フェニルアラニン混合物」を1,500 mg含む飲み物を1日1本(500mL)12週間摂取した群は、プラゼボ群と比較して腹部全臓脂肪面積が平均10㎠減少しました。なお、この研究では普段の生活+1000歩程度の運動を併せて行っています。

出典:amazon

おすすめの成分は「葛の花由来イソフラボン」

どの成分を含むものを選べば良いのか分からない方におすすめなのが、「葛の花由来イソフラボン」

「葛の花由来イソフラボン」には、
エネルギー消費量アップ
脂肪分解の促進
脂肪合成の阻害

という3つの効果があります。

一般的に、「体脂肪を減らす」効果のある成分は、体脂肪の蓄積を抑制する「阻害系」か、分解を促す「促進系」に分かれますが、「葛の花由来イソフラボン」は体脂肪の蓄積阻害分解促進の両方の働きを持つのがポイント。

1つの成分で多方面から体脂肪にアプローチできるのは嬉しいですね。

「葛の花由来イソフラボン」の効果を高めるには、3.5メッツ以上の運動を取り入れることもポイントです。3.5メッツ程度の運動は、普通~やや早めの速度での歩行や階段の上り下りなどです。ガーデニングや洗車なども同等の活動量にあたるので、なるべく体を動かす機会を増やすように意識しましょう。

「葛の花由来イソフラボン」含有のコーヒーはこちら

risou no coffee

体脂肪を減らすためには継続的な摂取がポイント!

上記で紹介した飲み物はすべて、継続的な摂取によって効果があらわれます。3~4ヶ月以上を目安に、なるべく毎日飲み続けましょう

あまりにも変化があらわれない場合は、成分との相性が悪い可能性もあります。違う成分を含む飲み物に変えて、様子を見てくださいね。また、食生活や運動量も見直し、摂取エネルギーが消費エネルギーが上回っていないかチェックしましょう。

なお、機能性表示食品は必要以上に多く摂取しても体脂肪を減らす効果は上がりませんパッケージに表示されている1日分の摂取量を守りましょう。

美味しく飲んでダイエットをサポート!

今回は、体脂肪を減らすサポートをする飲み物の中から、おすすめ商品を紹介させていただきました。栄養バランスの良い食事や適度な運動と併せてこれらの飲み物を摂取すると、ダイエットが効果的に進むはずです。

毎日飲み続けることがポイントなので、無理なく継続できるよう、自分好みの飲み物を見つけてくださいね。

今回紹介したものはコンビニやドラッグストアなどでも購入できますが、一度に多く買う場合はamazonや楽天などを利用するとお得なのでおすすめです。

参考文献
*1 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報 「特茶

*2 伊藤園 ガレート型カテキンの継続的な摂取による「体脂肪低減効果」「女性のコレステロール値低下作用」を確認
*3 機能性の科学的根拠に関する点検表
*4 爽健美茶 爽健美茶 健康素材の麦茶
*5 東洋新薬 葛の花エキスの確かな機能性
*6 サントリー からだを想うオールフリー

*7 Ueda K et al.「Randomized trial of amino acid mixture combined with physical activity promotion for abdominal fat reduction in overweight adults

written by yukari

この記事を書くためにいくつもの論文やサイトなどを閲覧しましたが、「葛の花由来イソフラボン」の万能さに驚いています。飲むだけで痩せるということはありませんが、あくまでも「ダイエットのサポート」として、おすすめの成分です。ちなみに、葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類)は、摂取上限量が設けられている「大豆イソフラボン」のような女性ホルモン様作用はなく、安全だとされています。日本で健康被害の例もありませんが、過剰摂取は避け、適量を守ってくださいね。

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