銅製の卵焼き器で上手く焼けない!卵がくっつく原因と解決法は?

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ふわふわで美味しい卵焼きが作れることで人気の銅製の卵焼き器ですが、卵がくっついて上手く焼けないこともありますよね。特に使い始めの場合は、コツがつかめず失敗してしまいがち。そこで今回は、銅製の卵焼き器に卵がくっつく原因や、卵焼きを上手に作るコツを紹介します!

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銅製の卵焼き器に卵液がくっつく原因は?

まずは、銅製の卵焼き器に卵液がくっつく原因から見ていきましょう。どうして上手に焼けないのでしょうか?

1.加熱温度が低すぎる

銅製に限らず、卵焼きを作るときは加熱温度が低すぎると卵液がくっつきやすくなります。焦げ付くのを恐れて弱火にしてしまいがちですが、中火で十分に温めましょう。

箸の先に卵液をつけて卵焼き器に当てたとき、ジュッと音がすれば適温です。

2.卵液の水分量が多い

卵液にだし汁や牛乳などを多く加えると、卵が固まりにくくなり、くっつきやすくなります

特に、新品の銅製の卵焼き器を使う場合は、卵と砂糖・塩だけで焼くのがおすすめ。料理酒やみりん、醤油も加えすぎると固まりにくくなるので、少量から調節してみてくださいね。

3.油の量が少ない

銅製の卵焼き器を使う際は、テフロン製より油を多めに使う必要があります。

少し面倒ですが、卵を一度巻くごとに、油を含ませたキッチンペーパーで卵焼き器を拭くようにすると、卵液がくっつくのを抑えることができます。

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もうくっつかない!銅製卵焼き器での焼き方のコツ

銅製の卵焼き器に卵液がくっつく理由は、以下の3つでした。

・加熱温度が低すぎる
・卵液の水分量が多い
・油の量が少ない

この3点を抑えつつ、銅製の卵焼き器で上手に卵焼きを作るコツを見ていきましょう。

1.適度に加熱する

くっつきを防ぐには、卵焼き器を中火でしっかり加熱することが大切。目安は、卵液を流したときにジュッと音がする程度です。

ただし、熱しすぎると今度は焦げの原因になるので、中火以上での加熱は控えましょう。箸の先に卵液をつけて卵焼き器に触れさせたとき、激しい音がした場合は熱しすぎのサイン。濡れた布巾の上に一度おろし、温度を下げてから焼きましょう。

2.卵液は水分を少なめに

銅製の卵焼き器に慣れるまでは、水や水分を含む調味料を入れず、砂糖や塩だけで味付けするのがおすすめ。慣れてきたら、徐々に調味料を加えてみましょう。

くっつきにくい配合は、卵3個に対して、水分が大さじ1~2程度です。(卵2個に対して水分大さじ1弱)

例えば、
・卵 3個
・砂糖 大さじ1
・水 大さじ1
・醤油 小さじ1

のように配合すると、くっつきにくく、ふんわりした卵焼きに仕上がります。

3.油は卵液を入れる度にひく

銅製の卵焼き器を使う場合は、卵液を流す度に油をひきましょう。以下の手順で行うと、無駄が少ないのでおすすめです。

① 卵焼き器に多めの油を入れ、しばらく加熱する
② 余分な油をキッチンペーパーで拭き取る
③ 卵液を流して丸める(1回目)
④ ②のキッチンペーパーで卵焼き器全体に油を塗る
⑤ 卵液を流して丸める(2回目)
④~⑤を繰り返す

調味料の配合も大事

卵焼きを作る際は塩や砂糖などで味付けしますが、調味料の種類や量によって、卵液の固まりやすさが変わります。

塩:卵を固まりやすくする
砂糖:卵を固まりにくくする

卵に含まれるタンパク質が凝固することで、生卵から卵焼きになるのですが、このタンパク質の凝固を促進するのが塩、遅らせるのが砂糖です。つまり、塩を多めに入れると卵液が固まりやすく、フライパンから剥がれやすくなりますが、砂糖を多め、または塩を少なめにすると、卵液が固まりにくく、フライパンにくっつきやすくなります。

ちなみに、牛乳は本来なら卵の凝固を促進しますが、水分量が増える分、卵液が固まりにくくなります。

くっついた時も大丈夫!失敗した卵焼きをきれいに整える対処法

卵焼き器にくっつく原因が分かっていても、うっかり配合や火加減を間違えて失敗してしまうこともあります。そんな時に役立つ、卵焼きの見た目をきれいに整える対処法を紹介します。

①フライ返しを使う

卵焼きがくっつき、箸でうまく返せない場合はフライ返しを使いましょう。くっついた卵も、はがれやすくなります。

丸めて成形したあとは、画像のようにフライ返しで卵焼きを押しつけるようにすると、きれいな形に仕上がります。

②巻きすを使う

ぐちゃぐちゃになってしまった卵焼きは、巻きすを使って形を整えるのがおすすめ。温かいうちに巻きすで丸めておけば、ちゃんときれいな形に仕上げることができます。

巻きすは、平らな面を内側にして丸めると、表面がなめらかになります。

銅製の卵焼き器を使いこなそう!

銅製の卵焼き器は、テフロンやアルミのものに比べて使い方にコツが必要。最初は上手く焼けないかもしれませんが、水分量や火加減が分かればフワフワで美味しい卵焼きを作ることができます。今回紹介した方法を是非試してみてくださいね。

Written by yukari

3年ほど前に銅製の卵焼き器を買ってから、ほぼ毎朝使っています。最初は扱いに慣れず「テフロンに戻りたい…」と思ってしまいましたが、コツを掴んでからは銅製のとりこです。とはいえ、今でもたまに水分を入れすぎたり、火力が弱すぎたりして悲惨な状態に。そんなときは、フライ返しと巻きすでリカバーしています。

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