今回は、塩だけで味付けがバッチリ決まる「鶏肉と大根のみぞれ煮」のレシピをご紹介!たった3つの材料で、簡単に一品仕上がります。時間がないときや簡単な料理を作りたいときに、試してみてくださいね。
塩だけなのに絶品!鶏肉と大根のみぞれ煮レシピ
材料(2~3人分)
・鶏肉 300g
・大根 1/2本 ( 450~500g)
・塩 6g(鶏肉の重量の2%程度)
材料は、鶏肉・大根・塩の3つだけ。油さえ使わないので、ヘルシーに仕上がります。ただ、鶏肉から出る脂を生かしたいので、鶏皮は剥かずにそのまま使ってくださいね。
作り方
1.大根を切る
まずは、大根を一口サイズに切っていきます。1.5~2 cm程度の輪切りにしたあと、4等分にするのがおすすめ。
大根は全量を使わず、おろし用に6~7cmほど残しておきましょう。
2.大根を茹でる
大根をカットしたら、大きめのフライパンか鍋にお水を入れ、大根を茹でていきましょう。
お水の量は400mL程度、大根が完全に浸るくらいが目安です。フライパンを火にかけたら蓋をして、弱めの中火でしばらく茹でます。
3.鶏肉を切る
大根を茹でているあいだに、鶏肉をカットしていきます。(カット済みのものを使ってもOK)
大きさはお好みで大丈夫です。鶏皮も取り除かずに使うことがポイントです。
4.鶏肉に塩を揉み込む
カットした鶏肉に、塩を振ってよく揉み込みます。
塩の量は、「こんなに振って大丈夫?」というくらい多めです。鶏肉の重量の2%くらいが目安です。量をはからずに目分量で行う場合は、普段の味付けの2倍くらいが目安。
5.鶏肉をお湯へ投入
塩を揉み込んだら、すぐに鶏肉をお湯へ投入するのがポイント。ここで長く放置すると、鶏肉からうま味が抜けてしまいます。
鶏肉を加える際は強火にして、グツグツ沸騰させてくださいね。
6.アクをとる
鶏肉を入れてしばらくすると、アクが出始めます。このアクをしっかり取り除きましょう。
ちなみに、アクは沸騰しているときに出やすいので、中火~強火で沸騰を維持するのがポイントです。
7.しばらく放置
アクが落ち着いたら弱火にして、再度蓋をしてしばらく煮込みます。
8.大根をおろす
鶏肉を煮込んでいるあいだに、大根をおろしておきましょう。水気は切らず、すべて使います。
9.大根おろしを加えてひと煮立ち
15~20分ほど煮込み、大根が柔らかくなったらおろしを加えて、ひと煮立ちさせましょう。
完成!
鶏肉と大根のみぞれ煮が完成しました。大根のサッパリした風味が楽しめるので、食欲がないときにもピッタリの一品です。
今回の調理のポイントは、
・鶏皮を取り除かないこと
・加熱の直前に鶏肉に塩を振ること
の2つです。
鶏皮を使うことで、濃厚なコクが生まれます。以前、ヘルシーに仕上げようとして鶏皮を取り除いたり、鶏むね肉で作ったりしましたが、やはり鶏もも肉を皮ごと使うのが一番美味しかったです。
2つ目のポイントが、塩を振るタイミング。塩は、「この世で一番うまくてまずいもの」と言われるように、使い方が重要な調味料です。
少し化学的な話になりますが、お肉に塩を振ると、Cl⁻(塩素イオン)が筋繊維をほぐして保水力を高め、お肉を柔らかくしてくれます。しかし、時間がたつと今度は塩溶性のうま味成分などが流出してしまうため、塩を振るのは加熱の直前がベストなんです。
塩やお肉の性質を利用すると、簡単な味付けでも驚くほど美味しく仕上がりますよ。
素材の味を生かした「鶏肉と大根のみぞれ煮」を作ってみて!
今回は、塩だけで簡単に味付けができる「鶏肉と大根のみぞれ煮」のレシピを紹介しました。素材そのものの味わいが楽しめる、おすすめの料理です。複雑な味付けの必要がないので、料理初心者の方や忙しいときにもピッタリですよ。是非、作ってみてくださいね。
Written by yukari
料理は作るのも食べるのも大好きです。今回紹介した「鶏肉と大根のみぞれ煮」は我が家の定番料理。簡単に作れるのに美味しいので気に入っています。ちなみに、海塩でも岩塩でも美味しく仕上がります。白菜やピーマンを入れてアレンジするのもおすすめです。