赤こんにゃくとは?なぜ赤い?食べ方・レシピも紹介!

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赤こんにゃくとは、その名の通り真っ赤な見た目が特徴のこんにゃくです。しかし、「なぜ赤いの?」「体に悪い?」など、気になることが沢山ありますよね。この記事では、赤こんにゃくについて解説します。食べ方やレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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赤こんにゃくとは

赤こんにゃくとは、滋賀県の特産品「近江こんにゃく」とも呼ばれています。

滋賀県では、赤こんにゃくを醤油で煮込んだ「赤こんにゃく煮」が郷土料理にもなっています。

赤こんにゃくは、こんにゃく特有の臭みがなく、なめらかな舌触りプリッとした食感が楽しめるのが特徴です。

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赤こんにゃくはなぜ赤い?

赤こんにゃくは、「三二酸化鉄」という成分を使って赤く染めています。

そもそも、なぜこんにゃくを赤く染めるようになったのでしょうか。その理由として、かつて近江を支配していた織田信長が派手なものを好んだから、という説があります。

これが本当かどうかは不明ですが、普通のこんにゃくを使うより、赤こんにゃくを使ったほうが料理が華やかになることは確かですね。

赤こんにゃくは体に悪い?

わざわざ赤く着色するなんて体に悪いのでは…と心配する方も多いでしょう。「三二酸化鉄」という言葉にも、あまり馴染みがないですよね。

「三二酸化鉄」は、食品添加物として認められている成分です。また、こんにゃくに使用する場合は、健康に影響がないと考えられる摂取量をはるかに下回るよう使用量に基準が設定されています。

ちなみに、「三二酸化鉄」を使う赤こんにゃくは、普通のこんにゃくより鉄を多く含んでいます

赤こんにゃく普通のこんにゃく豚レバー
カロリー6kcal5kcal114kcal
78.0mg0.4mg13.0mg
出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)100gあたりの含有量

赤こんにゃくに含まれる鉄の量は、なんと豚レバーの6倍。鉄は不足しやすい栄養素なので、赤こんにゃくを食べて摂取できるのは嬉しいですね。

ただし、鉄は過剰摂取にも注意が必要な栄養素です。毎日100gの赤こんにゃくを食べ続けると、過剰症のリスクが高まるので注意してくださいね。

赤こんにゃくの食べ方・レシピ

赤こんにゃくは、普通のこんにゃくと同じようにさまざまな料理に使うことができます。パッと華やかな見た目になるので、お正月やお祝い事などの献立に取り入れるのもおすすめです。

赤こんにゃくの下茹で

赤こんにゃくは、基本的に軽く湯通ししてから使いましょう。

商品によっては、そのまま食べられるものや、2~3分ほど下茹でしたほうが美味しく食べられるものもあります。パッケージに書かれている下茹での方法を確認してみてくださいね。

レシピ① 赤こんにゃく煮

【材料】
・赤こんにゃく 100g
・しょうゆ 大さじ1
・酒 大さじ1
・砂糖 小さじ2~3
・和風だし 小さじ1/2

【作り方】
①赤こんにゃくを5mm程度の薄さに切る
②フライパンで赤こんにゃくを乾煎りする
③調味料を加えて赤こんにゃくに絡めるように煮詰める

【アレンジ】
手綱結びにすると、より華やかな料理に仕上がります。

滋賀県の郷土料理として知られる「赤こんにゃく煮」。最もオーソドックスな赤こんにゃくの食べ方ですね。

ポイントは、調味料を加える前に赤こんにゃくを乾煎りすること。赤こんにゃくの水分を飛ばしておくと、中まで味が染み込みやすくなります。

唐辛子や花かつおを加えても、美味しく食べられます。お好みでアレンジしてみてくださいね。

レシピ② 赤こんにゃくとごぼうのきんぴら

【材料】
・赤こんにゃく 100g
・ごぼう 100g
・しょうゆ 大さじ1.5
・砂糖 大さじ1.5
・ごま油 適量
・ごま 適量

【作り方】
①赤こんにゃくとごぼうは細切りにする
②フライパンにごま油を入れ、①を炒める
③調味料とごまを加えて強火で煮詰める

赤こんにゃくのなめらかな食感と、ごぼうのシャキシャキした食感の相性が良い一品です。普段のきんぴらより、少し濃いめに味付けするのがポイント

金時人参で作ったきんぴらごぼうのような見た目になります。おせちに入れるのもおすすめ。

レシピ③ 赤こんにゃくの白和え

【材料】
・赤こんにゃく 200g
・絹豆腐 1パック(150g)
・砂糖 大さじ1
・薄口しょうゆ 小さじ2
・和風だし 小さじ1
・葉ネギ 適量

【作り方】
①赤こんにゃくを短冊切りにする
②葉ネギは小口切りにする
③豆腐は水気を軽く切る
④豆腐と調味料をボウルに入れ、なめらかになるまでよく混ぜる
⑤赤こんにゃくと葉ネギを④に加えて混ぜ合わせる

赤こんにゃくは、白和えにするのもおすすめ。レシピでは小ネギだけを加えていますが、アボカドや青菜、わかめなどを入れても美味しく仕上がります。

紅白の見た目が華やかで、普段の食卓からお祝いの席までどんなシーンにも合う料理です。

レシピ④ 赤こんにゃくと玉ネギの甘辛炒め

【材料】
・赤こんにゃく 100g
・玉ネギ 1/2個
・しょうゆ 大さじ1
・砂糖 大さじ1
・ごま 適量
・ごま油 小さじ2~3

【作り方】
①赤こんにゃくと玉ネギは細切りにする
②フライパンで赤こんにゃくを乾煎りする
③ごま油を加え、赤こんにゃくと玉ネギを炒める
④玉ネギに火が通ってきたら、調味料とごまを加えて強火でサッと炒める

赤こんにゃくと玉ネギを甘辛いタレに絡めて炒めた一品です。玉ネギのうま味がきき、食欲をそそる味わいに仕上がります。

玉ネギは短時間でサッと炒めると、シャキッとした食感が残って良いアクセントになります。もちろん、じっくり火を通して柔らかくしても美味しいので、お好みに合わせて調理してみてくださいね。

レシピ⑤ 赤こんにゃくのごま和え

【材料】
・赤こんにゃく 100g
・しょうゆ 大さじ1
・砂糖 大さじ1
・酒 大さじ1
・すりごま 大さじ1~2

【作り方】
①赤こんにゃくを5mm程度の薄さに切る
②こんにゃくの中心に縦に2cm程度の切り込みを入れ、端を穴に通す
③フライパンで赤こんにゃくを乾煎りする
④調味料を加えて赤こんにゃくに絡めるように煮詰める
⑤火を止め、すりごまを加えて混ぜ合わせる

赤こんにゃくを手綱結びにすると、よりおめでたい雰囲気になります。しょうゆ味で煮るだけでも良いですが、すりごまで和えることで味が絡んで美味しくなります。

赤こんにゃくは普通のこんにゃくより硬めなので、なるべく薄く切ると結びやすくなります。

赤こんにゃくはどこで買える?

赤こんにゃくは、滋賀県のお土産・特産品などを扱っているお店で買うことができます。また、滋賀県内ではスーパーでも見かけることが多いようです。

ネットでも販売されているので、お取り寄せもできますよ。

赤こんにゃくを食べてみよう

滋賀県の特産品である赤こんにゃくは、なめらかでプリッとした食感が楽しめる食品。「三二酸化鉄」という食品添加物で赤く染めているため、鉄を豊富に含むのが特徴です。

赤こんにゃくは、煮物や白和え、炒め物など、さまざまな料理に使うことができます。

赤こんにゃくを使うだけで華やかな一品に仕上がるので、お祝い事や特別な日の献立に赤こんにゃくを取り入れてみてはいかがでしょうか。

Written by Yukari

京都へ行ったとき、旅館で「近江こんにゃくの白和え」をいただきました。赤いこんにゃくに出会ったのはこれが初めてでしたが、レバーのような不思議な食感のとりこになってしまいました。しかも鉄を豊富に含むのも嬉しいポイント。京都からの帰り道で滋賀へ寄り、お土産屋さんで早速近江こんにゃくを購入しました。

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